ブランド物を中心に、海外からどんどん斬新なデザインの洋服や小物が輸入されてくる近年、友人や家族に海外旅行のお土産に「現地でこれを買ってきて」と頼まなくても、インターネットなどで簡単に欲しいブランドの服などが手に入るようになりました。また、ブランド品とは逆に人件費が安い国で縫製された洋服なども日本に入ってくるようになり、わりと良い素材の洋服なのに驚くほど安価で手に入る時代になりました。では、小売店だけでなくインターネットのオンラインショップを賑わしているこのようなアパレル関係の物流とはいったいどのように動いているのでしょうか。今回はヨーロッパを中心とした比較的高級なアパレル用品が、どうやって日本までくるのか、その物流について紹介していきましょう。

色々なサプライヤーからの商品をまとめて出荷で経費節約!

高級アパレルの場合、1カ所のサプライヤーからの商品だけ売るというのではバリエーションに欠けるというデメリットがあります。少しでも多くの選択を顧客に与えるために、数カ所のサプライヤーから同じタイミングで仕入れるということは良く使われる方法です。それを1カ所の倉庫に集約し、一度にまとめて出荷することで運賃や物流会社に支払われるハンドリングチャージを節約することができます。この場合、コスト的には多くのメリットを享受できますが、デメリットとしては複数のサプライヤーのうちのひとつでも出荷の日にちに倉庫への搬入が間に合わないと、他のすべての貨物がストップしてしまうということです。ですから複数のサプライヤーからの商品を扱う場合は、それぞれのサプライヤーに必ず期限までに貨物を用意することを念押ししておくことが重要です。

物流の倉庫ってどうなっているの?

1枚何十万円もするような高級アパレル用品の場合、通常飛行機で輸出することになりますが、倉庫に保管する場合も盗難等に合わないように細心の注意が必要です。保管倉庫によっては、暗証番号を入れないと入れない貴重品用のスペースを設けていることもあります。高級な洋服は皺にならないように出荷まできちんとハンガーに掛けられ、ハンガーに掛けられた状態のまま梱包され出荷することも珍しくはありません。そこまで高級ではなく船便で出荷するという場合も、ハンガーが吊るされた特別なコンテナで輸送されることもあります。航空便も船便も日本に到着したらすぐに通関を通り、トラックにて指定された搬入先へと配送されます。小売店に直行することもありますが、指定の倉庫に在庫品として輸送されることもあります。